Mac OS XでSystemCとSCV

Mac OS XにSystemC 2.3.1とSCV 2.0.0をインストールして簡単なデザインをコンパイルした時のメモです。SystemCプロジェクトのコンパイルと実行は、OS XのTerminal上で行っています。

ダウンロード

Accelleraのサイトからダウンロードできます。
http://accellera.org/downloads/standards/systemc
次の2ファイルが必要です。

  • systemc-2.3.1.tgz
  • scv-2.0.0.tgz

インストール

SystemC

まずはじめに行うこと

App Storeを検索してXcodeをインストールします。 Xcodeインストールが正常に行われていないと、SystemCインストール時のconfigureで次のようなエラーが発生します。

SystemCのインストールは簡単です。基本的にconfigureとmakeを行うだけです。具体的には、Terminalを開いて次の手順を実行するだけです。この例では/usr/local/systemc-2.3.1にインストールを行っています。その場合、あらかじめ/usr/local/systemc-2.3.1を作っておくのがポイントです。

SCV

SCVはSystemCを使った検証ライブラリです。インストールの手順はSystemCと同様です。

設計プロジェクトのコンパイル

SystemCに付属のサンプルを使って、オリジナルの設計プロジェクトを作成する場合の雛形を作成します。Makefileをどう書くかがポイントです。

SystemC

simple_busというサンプルを雛形にします。サンプルは、SystemCのインストールディレクトリに格納されています。まず、適当なディレクトリにsimple_busをコピーします。次に、サンプルの一つ上のディレクトリからMakefile.configとMakefile.rulesをコピーします。

次にMakefile, Makefile.config, Makefile.rulesを修正します。

Makefileでは、Makefile.configとMakefile.rulesのincludeをカレントディレクトリに変更します。

Makefile.configを修正してSYSTEMC_HOMEを絶対パスに変更します。 また、TARGET_ARCHをmacosx64に設定します。

Makefile.rulesのSYSTEMC_LDFLAGSからLDFLAG_RPATHを削除します。

Makefileの修正が終わると、後はmakeして実行するだけです。

このディレクトリのソースコードを実際の設計データに差し替えれば、その設計データ用のコンパイル&実行環境になります。

SCV

SCVの場合も同様です。ここでは、constraintsというサンプルを雛形にしています。Makefileは、simple_busで作成したものを元にして修正を行います。

Makefile,Makefile.config, Makefile.rulesの修正を行います。

MakefileのPROJECTを修正します。ここで指定した名前で実行ファイルが生成されます。

Makefile.configのFLAGS_STRICTから-pedanticを削除します。これを行わないと、コンパイルでエラーが発生します。

Makefile.rulesのSYSTEMC_LIBSに-lscvを追加します。

Makefileの修正が終わると、後はmakeして実行するだけです。

ソースコードを実際の設計データに差し替えれば、SCVを使った設計データのコンパイル&実行環境が出来上がります。

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