FPGAを使ったAIの開発を検討するとき、候補になるのはVitis AIとOpenVINOです。場合によっては、Pythonを使ったFPGA開発が行えるPYNQも候補になります。
名称 | ベンダー | 開発環境 | FPGA開発キット | キットの価格(1$=140円) |
Vitis AI | AMD(Xilinx) | Nvidia CUDA等をサポートしたPC(Utuntu,RHEL等) | Kria KV260 ビジョン AI スターター キット | $274(38,360円)または$308(43,120円) *追加で購入するオプションによって価格が変わる |
OpenVINO | Intel(Altera) | PC(Linux, Windows等) | Terasic Starter Platform for OpenVINO Toolkit | $700(98,000円) |
PYNQ | AMD(Xilinx) | FPGA開発キット上のUbuntuで開発。Webブラウザが動作するPCも必要。 | PYNQ-Z2 | $176.25(24,675円) |
Vitis AIとPYNQは、比較的安価なFPGA開発キットが利用できます。PYNQは 、AI の開発が第一の目的ではなく、Pythonを使った手軽なFPGA開発環境の提供が目的ですが、ディープラーニングの開発も可能なようです。
各開発環境の詳細
Vitis AI
- 包括的な AI 推論開発プラットフォーム
- CNN、RNN、NLP に対応できる主要フレームワークと最新モデルをサポート
- 開発環境に使用するPCは比較的高スペック
関連リンク
PYNQ
- AMD(Xilinx)のFPGA向けPython開発環境
- オープンソース・プロジェクト
関連リンク
内容 | URL |
PYNQ | http://www.pynq.io |
PYNQ-Z2 | https://www.digikey.jp/ja/products/detail/dfrobot/DFR0600/10136559 |
OpenVINO
- インテルの無償AI開発環境
- インテル製の CPU や GPU、VPU、FPGAなどが利用可能
関連リンク
内容 | URL |
OpenVINO | https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/internet-of-things/openvino-toolkit.html |
gitリポジトリ | https://github.com/openvinotoolkit/openvino |
Terasic Starter Platform for OpenVINO Toolkit | https://www.terasic.com.tw/cgi-bin/page/archive.pl?Language=English&CategoryNo=167&No=1159&PartNo=1#contents |