Terasic社のDE10-Liteを借りる機会がありました。
ボードの概要
DE10-Liteは、Intel社のMAX10が搭載されたFPGAボードです。価格は85ドルです。日本では、13,000円ほどで販売されているようです(2017年末現在)。搭載されているMAX 10デバイスは、10M50(MAX 10 10M50DAF484C7G) です。MAX10の製品ラインナップの中では、現時点で一番多くのリソースを内蔵したデバイスです。Digikeyでデバイスの単価を見ると、60個で約83万円でした。この値段を考えると、このボードはかなりお得な感じがします。
開封
DE10-Liteのパッケージの大きさは、およそ縦10cm、横20cmです。同社のDE10-Nanoのパッケージに比べてかなり小さいです。
箱を開けた様子です。
箱の中は2段になっています。基盤を取り出すと、下の段にUSB TYPE-A/Bのケーブルが入っています。Terasic社の開発キットは、基板側にMini USB Type-Bが使用されているものが多いのですが、DE10-Liteは珍しくUSB Type-Bです。
箱に入っているのは、基板とUSBケーブルだけです。説明書やサンプルデータなどはWeb参照ということで、箱には入っていません。
袋から基板を取り出した様子です。Terasic社の他の開発キットと同様に、透明アクリル板が表面に取り付けられています。
パッケージの裏面に、基板上のデバイスの説明があります。MAX10はコンフィギュレーション用メモリを内蔵していることから、基板上にフラッシュ・メモリ等は見当たりません。外付けメモリは、64MBのSDRAMです。DDRではありません。最近の小型開発キットには珍しく、アナログVGAコネクタが搭載されています。
基板裏面の様子。
同社のDE0と比べると、基板はかなり小さめです。